夢追い人応援 PR

事務所に所属するとどうなる?芸能事務所を選ぶポイント3選

タイトル画面
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
スポンサーリンク

役者を目指すのであれば事務所所属は一つの目標です。事務所に所属するとフリーでは得られなかったメリットも多く、舞台以外に映像への道も広がっていきます。

しかし、数ある事務所の中からどれを目指せばいいのか、情報も少ない芸能界では分からないことも多いもの。

そこで今回は事務所所属のメリット・デメリットに触れながら、自分が目指すべき事務所の選び方を解説していきます。

所属する事務所は自身の道を決める大切な選択です。入ってから後悔のないように、徹底した調査を行っていきましょう!

タイトル画面
役者は事務所に所属するべき?メリットとデメリットをまとめて解説役者を目指すとき、まず頭に浮かぶのが華々しい芸能事務所の世界。日本では、テレビや映画で目にするスターのほぼ全員がどこかの事務所に所属して...

フリー活動と事務所活動の違い

そもそもフリー活動と事務所活動では、どんな違いがあるでしょうか。

「なんとなく事務所に入った方がいい気はするものの、具体的な違いがわからない」という人も多いかもしれません。

ここでは実際に数年間のフリー活動を経て事務所に所属した私の経験談を元に、二つの違いについて解説していきます。メリットだけでなくデメリットにも触れていますので、現実的な視点でそれぞれの良さを確認してみてくださいね。

受けられる案件が変わる

ガラスの靴

まず圧倒的に違ったのが、受けられる案件の質です。フリー活動では舞台作品を中心に多くのオーディション情報を得ることができます。

しかしフリー活動では映像案件に応募できる機会は少なく、CMなどの企業案件は一般には公開されていません。わたしが初めてCMドラマ映画の案件を受けられたのも、事務所に所属してからのことです。

事務所に所属することは【自分以外に責任を取る場所が増える】ということになります。そのため一人の役者としての信頼性も上がり、キャスティング側にとっては万が一の事態にも請求先が明らかである点がメリットです。

  • 人気キャストが出演する作品
  • 著名な監督のプロデュース作品
  • 大手企業のCM案件

うした作品へのオーディションが拾えるのは、事務所所属の大きな利点といえるでしょう。

マネジメントがつく

マネージャーフリー活動ではいなかった第三者の存在ができるのも、事務所に所属したときの特徴でありメリットです。いくらセルフプロデュースに長けていても、「第三者から見た自分」を知ることは難しいもの。

しかし事務所に入ればマネジメントを通して、客観的な視点を得ることができます。たとえば以下のような観点です。

初対面でどんな人間に見えるか

似合いそうなキャラクター、職業、作品

魅力的に見えるヘアスタイルやファッション

もちろん全てにイエスマンで従う必要はありません。指摘された内容を参考にするかどうかは役者の選択となります。

それでも自分の売り込みに客観性が加わることで、自分では見つけられなかった魅力を見つけられるのは、事務所所属ならではの利点です。

生活やスタイルは制限される

あえてデメリットを挙げるのであれば、生活やスタイルが制限される点でしょう。

事務所所属になると役者の生活やスタイルは事務所の管理下となります。役者は事務所と契約した一つの商品となるため、以下のようなことは基本的にNGです。入所前には必ず覚悟して、オーディションにのぞみましょう。

事務所所属後にNGとなること

ヘアスタイルを変える

太る、痩せる、筋肉をつける

ニキビができる、ケガをする

旅行する、自宅以外に宿泊する

ヘアスタイルや体型は、いつでも宣材写真と同じ状態でなければいけません。多少の誤差ならOKですが、イメージが変わってしまうような変化はご法度です。

またオーディションは前日の夜に急遽連絡がくることもあります。事務所はNGが出ていない限り、所属者が提出済みの住所にいるものとして扱いますので、旅行や宿泊には注意しましょう。

友だちや親戚の家であっても、最寄り駅が変わればオーディション会場に到着できる時間も変わります。

常に迅速に動けることが事務所に所属する上でのルールとなりますので、行動の制限が伴うことは覚悟しておいてください。

芸能事務所の選び方

では事務所の選び方について解説していきますが、その前に。事務所に入れる確率は極めて低いということも覚悟しておきましょう。わたしも現在の事務所に入るまでは、何十、何百という事務所オーディションで惨敗してきました…。

ここでは記事の内容上、偉そうに「選び方」などと言っていますが、役者は事務所を選ぶと同時に選ばれる側であることも忘れてはいけません。

とはいえ事務所に入るのは一つのスタートライン。すこしでも確率をあげるために、自分と事務所の相性も踏まえて、お互いにとって最適な選択肢を見つけていきましょう!

①所属者の傾向

色鉛筆芸能事務所には、事務所ごとのカラーがあります。

映画に出たいのに舞台系の事務所に入ってしまったり、俳優を目指しているのにモデル系の事務所に入ってしまったりしては、元も子もありませんよね。事務所をチェックする上では、まず以下の項目を確認していきましょう。

  • 俳優/モデル/アイドルなどの属性傾向
  • 所属俳優が主に活躍しているフィールド
  • 所属者のルックス傾向

属性の傾向では、そもそも俳優として活動している人がメインにいることが重要です。俳優が多い事務所は当然、俳優を育てることに長けており、オーディション情報も多く受け取っている可能性があります。

ただし、俳優が多い事務所では、内部での競争が激しくなることも覚えておきましょう。「マルチに活躍したい」「まずは違うジャンルで足場を築いてみたい」という人はあえてモデル系・アイドル系の事務所に応募するのも一つの方法です。

また俳優がメインで所属していた場合にも、それぞれの俳優がどこを主軸に活躍しているかを確認していきましょう。

俳優業は大きく分けて、映像舞台の2つに分かれています。舞台役者と映像役者がバランス良く所属している事務所もあれば、どっちらか一方に偏った事務所もありますので、自分の希望するフィールドに強いことを確認しておきましょう。

所属者のルックス傾向は単に美人やイケメンが多いかどうか、ということではありません。ルックスの種類は幅広く、以下のような点で細かく見ていくことも大切です。

  • クセのある顔立ちor正統派な顔立ち
  • クールタイプor明るく元気なタイプ
  • 個性がバラバラorなんとなく似通った雰囲気の人が多い

分かりやすい方法だと、自分の写真がそこに載ったときに違和感がないかどうかは、1つの大きな基準となります。もちろんニュータイプとして切り込んでいくのもアリですが、事務所が売り慣れていないタイプであることも忘れないようにしましょう。

②事務所としての方針

ビジョン事務所には会社と同じくマネジメントする上での方針があります。それを知るためには、事務所が開催するオーディション情報を見るのが一番です。

所属オーディションは事務所が実施するものもあれば、オーディション専門会社が開催するものもあります。オーディション情報を見つけたらまず、求めている人物像や事務所からのコメントをチェックしていきましょう。

なお事務所の方針を見るポイントは就職活動と変わりません。事務所は自身の夢を預ける場所です。

自分が事務所の掲げる方針に賛同できるかどうか

この一点を大切に自身との相性を見極めていきましょう。

③最近の活動状況

舞台事務所をチェックする際に見落としがちなのが、所属者の直近での活動状況になります。

有名な俳優が所属していたとしても、その人以外の所属者が全く活動していないようであれば、ややマネジメントに偏りがある可能性も考えなければなりません。

反対に有名な人があまりいなくても、各所属者が直近の仕事をこなしているようであれば、マネジメントが行き届いた事務所といえます。

ただし、活動状況の内容には注意が必要です。全員が直近で仕事をこなしていたとしても、そのほとんどがエキストラ案件であることも少なくありません。エキストラの仕事は、役名がある「名前付き」の仕事よりも倍率が低く、人数重視で呼ばれる場合もあります。そのため経歴や実力よりも雰囲気や体格などで選ばれることも多く、こなそうと思えば多くの現場に入ることも可能です。

もちろん「エキストラでも沢山こなしていきたい」「とにかく現場を知りたい」という人なら、そうした事務所でチャンスを狙うのも良いでしょう。

活動状況では以下の2点を踏まえて、事務所の近況を確認してみてくださいね。

  1. 直近で仕事をこなしている人がどれくらいいるか
  2. 直近の仕事の内容はなにか
スポンサーリンク

自分に合った事務所探しを

芸能事務所は役者志望なら一度は憧れる、1つの目標です。事務所に入ると、以下のようなメリットを得ることができます。

質の高いオーディションが受けられる

役者としてのアドバイスがもらえる

しかし、生活や嗜好・スタイルが制限される点も覚悟しておかなければいけません。【事務所所属=1つの商品】となる自覚をしっかりと持ってのぞみましょう。

今回ご紹介した事務所選びのポイントは、以下の三点です。

  1. 所属者の傾向
  2. 事務所としての方針
  3. 最近の活動状況

とはいえ私の周りには「憧れの俳優がいる」「名前に縁を感じた」という理由で所属した人もいます。上記のポイントはあくまで参考に客観的に考える上でのヒントとして捉えてみてくださいね。

また、事務所に入れば必ずマネジメントが受けられるという訳ではなく、事務所の中でも自分を知ってもらうための努力が必要になります。事務所所属はゴールではなくスタートに他なりません。

この記事を読んだ方の一人でも多くの人が、理想の事務所と巡り合えることを願っています。