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役者になるには個性的であるべき?個性を育てる10の方法

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役者になるためには個性が必要とはよく聞く話。とはいえ「個性的になれ」といわれても具体的な例はなく、迷ってしまった人も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。個性とはなのかキャラクターなのか、はたまたセンスなのか…、長い間自分の個性について悶々と悩まされてきました。

しかし実際に舞台やドラマの世界に入り、多くの演技術を学んだ末に出た答えは案外シンプルなもの。

個性とは、あなたがすでに持っているもの全てです。

ここではそんな個性の内容や見つけ方、育てるための実践的な方法について解説していきます。自分を輝かせてくれる個性は俳優として唯一無二の武器。ぜひこの機会に自分の個性と向き合っていきましょう。

役者と個性の関係性

役者を目指していると、必ず一度は【自分の個性】に対して考えてしまうものです。最近では個性派役者なんて言葉もあり、なんだか個性的であることは役者の絶対条件な気がしてしまいます。

個性を育てる前に「個性とはなにか」しっかりとチェックしておきましょう。

個性とアイデンティティは違う?

色の違うえんどう豆

よく間違われる言葉にアイデンティティがあります。まずはこの2つの違いについて知ることが大切です。コトバンクによると、個性とアイデンティティの定義は以下のとおり。

個人または個体・個物に備わった、そのもの特有の性質。パーソナリティー。

引用元:コトバンク「個性」

自我によって統合されたパーソナリティーと社会との関わりを説明する概念。同一性,主体性,帰属意識などと訳される。

引用元:コトバンク「アイデンティティ」

つまり個性は「その人に最初からある性質」。アイデンティティは「その性質と社会が交わることで生まれる自分らしさ」ということになります。

分かりやすくいうとシャイな気質はその人の個性ですが、人に謙虚であることは日本人のアイデンティティです。アイデンティティは、自分以外の他人がいて初めて成立すると考えると分かりやすいかもしれません。

一流の俳優はみな個性的

逆行する個人のイラスト

個性派俳優というと誰を思い浮かべるでしょうか。ムロツヨシさんや佐藤二朗さん、阿部サダヲさんや片桐はいりさんなど、きっと誰かしらが思い当たるかと思います。

しかし実際は、みな個性的。上記の方々のように分かりやすい個性ではなくても、一流の俳優は独自の世界観をしっかりと持っているものです。個性で迷走しないためには「個性=派手なもの、ぶっ飛んでいる芝居」といった認識を外していきましょう。

自分の市場を見つけること

マーケットでは分かりやすくない個性とは何か。それは俳優それぞれの市場を考えてみると明らかになります。

好きな俳優や憧れの俳優を思い浮かべてみてください。その人の特徴はなんでしょうか?不幸な不倫妻だったり熱血漢の教師や刑事だったりと、よく演じている役柄が必ずあるはずです。

いわゆるはまり役と呼ばれるものは、その人の個性が芝居と組み合わさってできたものといえます。

木村多江さんの儚い美しさは不幸な不倫妻にピタリとマッチし、佐藤隆太さんの人の良さそうな雰囲気は熱血教師のイメージにぴったりです。もちろんこの他にも声色や体格、ルックスの印象などさまざまな個性があって【その俳優が似合う市場】は決まっていきます。

個性は作るものではなく最初からあるものです。次からはその個性を見つけ出していく手段について紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

個性を魅せる10の手段

個性ルックスや性格、声色や体型などその人が持っている全ての要素を指します。しかし最初からあるゆえに自分では中々自覚し辛いことも厄介なポイント。

素敵な俳優になるためにも、飾らず驕らず真正面から、自分の個性を見つけていきましょう。

①人から言われた言葉をメモしておく

メモを取る女性話しているときに相手から

君って○○っぽいよね。
あなたって△△みたい

などと言われた経験はないでしょうか。それが自分で演出したものでないならば、それは紛れもないあなたの個性です。

役者の醍醐味はその個性が欠点でも魅力になる所。「意地悪そう」「ケチっぽい」という言葉でも、それはあなたの市場を見つける大きなヒントになります。

特にこういった言葉は仲良くなってから初対面の第一印象として言われるケースが多いかもしれません。他人は自分の個性をよく知る最大の理解者です。あなたの中身を知らずに他人が抱いた印象は、テレビの視聴者やオーディションの監督が抱く印象と同じものといえます。どんな言葉でも切り捨てず、必ずメモに取っておきましょう。

②好きなものを突き詰める

好き嫌いは個性を作り上げる大きな要素です。

あなたの好きなものはなんでしょうか

まずは思いつく限りリストアップしてみましょう。食べ物・洋服・ブランド・趣味、何でもOKです。好きなものを把握できたなら、今度はそれを突き詰めていきます。

自分の好きを突き詰めた人はその人だけの世界観を作り上げていくものです。世界観は個性が作り上げる、役者にとって最大の武器になります。好きなものを好きなだけ突き詰めて、あなたの個性をより魅力的に仕上げていきましょう!

③似合うものと似合わないものを把握する

カラフルな布

好きなものをリストアップしていくと「好きだけど似合わないもの」が出てくるかと思います。それはあなたの個性とぶつかってしまう要素です。似合わないことに気を落とさず似合わない理由を探っていきましょう。

似合わない理由を知ることは、似合わない役柄を知ることにもつながります。なぜなら警察とヤクザ・教師と芸術家・聖職者とAV女優のように、この世には正反対の素質を生業とする生き方が沢山あるからです。当然似合わない役柄を知ることは、似合う役柄を知ることにもつながっていきます。

もちろん似合わないと知った上で、取り入れるかどうかもあなたの個性。好きなもの全てが似合う必要はありませんので、あくまであなたが自分を好きでいられる在り方を目指しましょう。

④自分だけの言葉を身に付ける

意外と見落としがちなのが言葉による個性です。話し方・使う言葉・拾う言葉には、あなただけの雰囲気が滲み出ていきます。難しい言葉は知らなくとも、自分が感じたものに一番近いニュアンスを出せることは役者として大切なことです。

話したり書いたりしているとき違和感のある言葉に出会ったら類語を確認していきましょう。日本語は繊細な言語のため1つの言葉にも必ずいくつかの類語が存在します。言葉探しを繰り返していく内に、いつしか自分だけの表現や言葉選びが確立されていくはずです。

せっかくスマホがいつでも側にある今。日頃から自分の思いとリンクする言葉選びを意識して生活していきましょう。

⑤興味のない分野にも見識を広げる

道

個性を知るには【世界を広げること】が欠かせません。特に作品毎に違う人生を生きる役者業では、常に見識を広げておくことが重要です。簡単な方法として以下のやり方が挙げられます。

  • 色んなジャンルの本を読む
  • 好みでない映画やドラマを見る
  • 趣味の違う友人と遊ぶ
  • 日本以外で起こっているニュースについて知る

どれもいたってシンプルな方法で入り口としては入りやすいものばかりです。

自分以外を演じる役者は他人の生活や感覚にも敏感でいなくてはいけません。そのためにも日頃から見識を広げて、自分の世界を広げておくことが大切です。

⑥自分だけのこだわりを持つ

好きなものや似合うものと似たものにこだわりがあります。こだわりとは『何か特定のものに寄せる特別な多い入れ』のことです。

朝は必ずこのコーヒーを飲む

靴は必ず右から履く

芝居はセリフを先に入れてから考える

こだわるものに制限はありません。時としてそれはジンクスともルーティンとも呼ばれます。

こだわりは小さくとも積み重なることで、その人の生き方になっていくものです。やがて美学となり哲学ともなるこだわりは、あなたの個性を力強く見せる後ろ盾となります。

「大切にしたいこと」「こだわっていきたいもの」がある人は、今からでもそのこだわりを丁寧に育てていきましょう。

⑦感性を磨く

子どもたち

役者を目指していく中で「感性」という言葉を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。感性とは目の前で起こった事柄や出会った人に感じるセンスのことです。

感性が鋭い例としてはよく子どもの芝居が挙げられます。それも「どんな名優も動物と子供には勝てない」といわれるほど。

なぜなら子どもには大人のような経験も知恵もなく、目の前で起きたことに対して心からの反応をそのまま出すことができます。それはどんな名優よりもリアルで予測できないスリルに満ちたものです。

この感性を目指すには子どもの在り方が大きなヒントとなります。それはすなわち『見て、聞く』ことです。

「なぜ?」「どうして?」を日頃から追及していく姿勢は、あなたを魅力的に見せる鍵となります。まずは人の話や目の前の出来事に対して自分の中にあるデータに頼らず、素直な心で観察してみましょう。

⑧SNSやアプリに惑わされない

現代だからこそ注意したいのが、SNSやスマホアプリへの没頭です。特に女性はアプリで撮った写真が実物とは全く異なる姿を見せてくれるため、夢中になってしまう人も多いかもしれません。

しかしあくまでその姿は加工された、本物とは違う姿。自分そのものと見誤ってしまうと、現実での自分を否定する要因になります。

ルックスは個性の中でも最も印象的なため、良く見せようとしてしまうものです。しかし可愛くいること・カッコよくいることは役者としての個性ではありません。役者としては魅力的な姿は、他に一人といない現実の姿。SNSやスマホアプリとは適切な距離を保ちつつ、自分を立体的に知ることを目指していきましょう。

⑨なりたいビジョンを明確にする

プリンセス衣装の女の子
  1. 自分が好きなもの
  2. 自分に似合うもの
  3. 美学やこだわり

上記3点を知ることができたら「自分がどうなればより魅力的か」自ずと分かってくるはずです。今度は、その先の理想とする姿を明確にしていきましょう。

理想を設定するときには、以下のように数字や実際の例をもつことがポイントとなります。

  • 体重は△kg・スリーサイズは□cmで、カッチリした制服が似合う体型
  • ○○さんのような立ち位置の俳優

ただしこれは個性を見つけ出す上で分かっていく理想形であり憧れのなりたい姿とは異なります

目標をビジョン化する際には【自分の個性がより際立つ方向性】を探ってみてください。

⑩「自分であること」に自信を持つ

個性を最大限魅力的に見せる秘訣は、自信を持つことです。せっかく個性があってもその個性に自信をもっていなければ、当人にとっては欠点となり他人にとっては見てはいけないものとなります。個性はあなただけの武器であり見せつけていくものと心得ておきましょう。

もしかしたら自分が嫌っているコンプレックス欠点も、役者業では1つの個性になるかもしれません。それを個性として魅せられれば、作品を通して同じ誰かが勇気を持てるはず。「自分であること」に誇りをもって、自分のすべてをチャームポイントに変えていきましょう。

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個性を知ることは自分を知ること

カラフルな傘

個性を知ることは、自分の良いも悪いも知ること。素の自分を知ることは時としてしんどいものですが、欠点があるからこそ人は面白い生き物です。個性を自覚することで今までコンプレックスだった所が、チャームポイントとしての魅力を引き出してくれるかもしれません。

役者は自分を深く知れば知るほど、ユニークさとチャーミングさに溢れていきます。自分だけの個性を探りながら、自分が自分にとっての一番の理解者になってあげてくださいね。