メルカリはいらない物を処分しつつお金に変えていく、とても便利なフリマアプリ。かくいうわたしも5年以上お世話になっており、これまで800件以上の取引で計30万以上の売り上げを出してきました。
「ちょっと今月厳しいかもしれない…」というときに断捨離+お小遣い稼ぎができるアプリになりますので、生活が不安定な役者にとっては大変ありがたいサービスです。そこで今回は、
いらない物を処分しつつ利益を得たい
一時的にお金が欲しい
引っ越しや断捨離で処分したいものが沢山ある
といった人に向けて5年以上の活用で得たおすすめのメルカリ運用テクニックを解説していきます。
主に洋服出品をメインとしたテクニックとなりますが、必須アイテムや写真の撮り方などどんなアイテムにも通用するコツにも触れていますので、「売りたいアイテムがある」という方はぜひチェックしてみてくださいね。
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とにかく写真が命!メルカリで売れやすくなる撮り方
フリマアプリでは実物を見られないことが1番のデメリットとなります。そのため、実物をイメージするための写真は最も大切な項目。
メルカリで出品する際は写真ファーストを肝に銘じて、取り組んでいきましょう。ここでは以下3点の撮影テクニックについて紹介していきます。
- 必ず自然光で午前中~15時の間に撮影する
- 服の写真は置くよりも吊るす
- 商品を万全の状態に整える
基本的なことではありますが、こうした細かな気遣いこそが他のアイテムと差をつけるポイント。多少の手間や面倒は惜しまず、まずは売ることを目標にチャレンジしてみてくださいね。
撮影は必ず自然光で|午前中〜15時に撮ろう
どんな光も自然光の美しさには勝てません。メルカリ用の写真を撮る際は、必ず窓際の自然光を利用して撮っていくようにしましょう。時間帯は、西日になる前の午前中~15時あたりがベストです。太陽の光が赤みを帯びてくる前に撮ると、キレイに撮ることができます。
たとえばこちらは同じ商品を自然光で撮った時と室内の光で撮った時の比較画像。
室内で撮るとアイテムの色が分かりにくくなり、古着感が強く出てしまうのが分かります。一方自然光の写真はアイテムの色や雰囲気が分かりやすく、着たときのイメージもしやすいことが特徴です。
このように、自然光を利用すればスマホ&照明器具なしでもアイテムを魅力的に撮ることができます。あまり写真に自信がないという方こそ、自然光にはこだわって撮影していきましょう!
背景はシンプルに|置くよりは吊るして撮ろう
洋服を出品するとき、床に置いて撮るかハンガーに吊るして撮るか、迷ってしまいますよね。
実は私も最初こそは床に置いて撮る、いわゆる置き画ばかりを撮ってあげていました。けれど他のアイテムは売れるのに洋服だけが全く売れない…。
そこで試したのがハンガーなどを使った吊るし画への転換です。
すると、驚いたことにいままでイイネすらも付かなかった洋服たちがスルスルと完売。洋服が売れないという悩みがあっという間に解決してしまいました!
この吊るし画は着ているときのような形に整えられることがポイントです。見せたい形に作ることができるため、以下のように置き画よりも圧倒的に見栄えが良くなります。
一方で置き画は、着るときにはできないシワが出現してしまったり、自然光でも光がキレイに当たらなかったりとデメリットが多数。特に我が家ではカーペットの上で撮ってしまっていたため、洋服の色が分かりにくくなっていたのも売れない原因でした。
吊るし画を撮る際はなるべく白い壁をバックにすることがポイント!またアイテム以外のものが映らないように、撮影スペースはシンプルに整えておきましょう。
シワや細かな汚れはNG!キレイな状態で出品しよう
メルカリで最も多く出品されているアイテムが洋服です。ブランド物から古着系まで、このジャンルではどんな系統でも沢山の類似アイテムがひしめいています。
しかしそんな中でも売れるために必要なのが、出品物の清潔さ。
基礎中の基礎ではありますが、そこはやはり面倒なフリマアプリ。どうしても疎かになりがちなポイントでもあるため、この点を徹底することがライバルに差をつけるポイントになります。
洋服を出品するときには以下の工程を抑えておくようにしましょう。
- 匂いや汚れ、ほつれに傷、色褪せ・色落ちがないかチェック
- リカバリーできるダメージは補修、どうにもならないものは商品説明に明記する
- 洋服の素材に注意しながらアイロンでシワをなくしておく
上記に挙げた点は疎かにしていると、売れたとしても苦情や返品申請などのトラブルにつながる恐れがあります。
アイテムの状態は最善に保ちつつもダメージやマイナスポイントはしっかり説明するのが、メルカリでの基本マナーです。
思わぬトラブルを招かないためにも、自分が売るアイテムの状態はキチンと把握しておくようにしましょう。
下準備で用意したい必須アイテム
さてここからは、出品時の準備をスムーズにしてくれる必須アイテムを解説していきます。今回は以下3つのシチュエーションにおける便利グッズについてご紹介。
- 撮影用アイテム
- 発送用アイテム
- 応用アイテム
もちろん、すでにメルカリを使っている方には持っていて当然の物もあるかもしれません。しかし5年以上メルカリをする中で分かった不便さを克服するアイテムになりますので、ぜひ流し見程度にでもチェックしてみてくださいね。
最高の一枚を撮るには「白い壁」か「白い布」
何よりも大切な写真撮影では、完璧なコンディションを整えてくれるアイテムを用意しておきましょう。
洋服なら白い壁、小物などのアイテムなら白い布がベストマッチ!どんなアイテムであっても色味や雰囲気が伝わりやすく、清潔感ある写真に仕上げてくれます。
過去には模造紙や画用紙を使ってみたこともあるのですが、やや質感が固くなってしまうデメリットに苦戦…。いまは布を背景にした撮影に落ち着きました。以下に実際に売れたアイテム写真の例を載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。
あくまで素人による撮影ですのでめちゃくちゃキレイという訳ではありませんが、アイテムの魅力はしっかりと写せることが分かるかと思います。
さらに自然光の下で撮ると、色も形もキレイに切り取ることができますよ。
送るための必須アイテム3点
①チャック付きポリ袋
発送する際の梱包では、いかに商品の厚みを無くすかが送料を下げる分かれ目となります。しかしだからといって商品をグシャグシャに圧縮したり、無理な折り方・畳み方をしたりするのはNG!あくまで商品がキレイなまま、厚みを無くすことを心がけましょう。
そこでおすすめしたいのがチャック付きポリ袋です。厚みを減らしてくれる上に雨などのトラブルからも商品を守ってくれるため、洋服を送るときはもちろん書籍やメイク用品などを送る際にも重宝します。メルカリを利用していくのなら、マストバイといっても過言ではない必須アイテムです。
②各サイズの封筒
メルカリでは梱包材の規定がそこまで厳しくないため、購入時には色んな梱包材でアイテムが届きます。
特に女性の出品者で多いのが、洋服ブランドやコスメブランドの「ショッパー」を再利用した発送方法。ショッパーは素材も上質でオシャレなデザインのものも多いため、梱包しやすいのが理由かもしれません。
しかし個人的におすすめしたいのは最もシンプルな封筒での発送になります。なぜならショッパーには耐久性に優れている分、重くなりやすいデメリットがあり、数gにしかならない封筒に対して10g以上あることがほとんどです。
しかしながらメルカリにおいて送料を左右する重さは、厚さと同じくらい抑えておきたいポイント。場合によっては10gの差で200円以上の送料差を発生させてしまうこともあります。
たとえば普通郵便での定形外(規定外)では、490gが510円でも500gを超えると710円まで送料がアップ。余計な送料を取られないためにも、梱包材には耐久性をキープしながら重さを最低限まで抑えてくれる封筒を各サイズ用意しておけると安心です。
洋服なら少しゆとりのある角型2号サイズがおすすめですよ。
③養生テープ・ガムテープ
梱包ではテープによる封をする方も多いかと思います。手紙など軽いものであれば液体のりや両面テープで済ませることもあるでしょう。しかしメルカリでは
といった苦情もよくあるトラブルの一例です。匿名配送もできるメルカリでは相手が遠方であるケースも多く、数日がかりで商品が届けられることもあります。
そのため梱包の際は封筒に付いているテープだけでなく、ガムテープや養生テープを使ってなるべく厳重に閉じておくことが吉。大抵のことでは開かないことを確認してから発送するように心がけましょう。
厚さと重さはチェックするのに便利なアイテム
アイテムの厚さと重さは価格を決める大切な項目。せっかく売れたのにどちらかを見落としていて赤字になってしまったという例もよくあるパターンです。
以前わたしも漫画を売ったところ厚さがオーバーし、送料+手数料が出品価格を超えてしまったことがありました…。
いまはそうしたミスを絶対に犯さないよう、以下2点のアイテムを駆使して赤字の出ない価格になるよう注意しています。
定規・厚さ測定定規
郵便局で何かを発送しようとした際、上のような定規で厚さを測られた経験はないでしょうか。
郵便局では荷物の厚さを確認する際、上記の厚さ測定定規を使って厚みを測ります。そのため厚さを見誤らないためには、同じ定規でチェックしておくことが大切です。厚さ測定定規は200円程度で買えますので、ぜひ最低限の初期投資として揃えておきましょう。
郵便物はかり(レタースケール・キッチンスケール)
洋服は大体が1㎏に満たないものが多いため、重さを意識することはあまりないかもしれません。
しかしメルカリで出品する物であるなら、出品前に何gの重さがあるのか知っておくことが重要です。
出品物の重さを正確に測るなら、コンパクトなレタースケールがGOOD!最も安価な発送方法で送れるよう、一つ一つの重さをチェックしておきましょう。
取引中に注意するべき3点
出品物が売れたとしても油断は禁物です!メルカリでは悪い評価が1つつくだけでアイテムが売れにくくなる傾向にあるため、取引中も相手に失礼のないよう丁寧な取引を心がけましょう。
基本的に守るべきポイントは以下の3点です。
丁寧なメッセージを心がける
ゴミの混入がないかチェックする
発送中に破損の心配がない梱包を行う
次からその具体的な方法について解説していきます。
挨拶と発送のメッセージを送る
フリマアプリであるメルカリでは、取引中にメッセージのやり取りがあることが特徴です。これは必ずしも送る必要はありませんがトラブル回避のために活用することが推奨されています。購入されたあとは段階に応じて、以下のメッセージを送るようにしましょう。
例:ご購入ありがとうございます。明日発送予定ですのでもう少々お待ちください。
例:ご購入ありがとうございます。発送までもうしばらくお待ちくださいませ。
特に発送日は購入者にとって気になる項目です。たとえ4~7日に指定していたとしても、発送日の予測がついたらなるべく伝えるようにしましょう。
例:お待たせいたしました。本日普通郵便にて発送いたしました。
例:大変お待たせいたしました。メルカリ便にて発送しましたので○日に到着予定です。
ちなみにメルカリ便ではレシートにお届け予定日が記載されますので、発送連絡と合わせて到着予定日も連絡することができます。メルカリ便を使った際はこちらも伝えておくのがおすすめです。
包装後に髪の毛やゴミが入っていないか確認する
梱包中に意外と気付きにくいのが髪の毛や小さなゴミの混入です。とはいえ素人による包装になりますので完全に取り除く必要はありません。梱包後は見える場所に残っていないか、軽くチェックしておきましょう。
床や毛の付きやすいカーペットの上などで梱包しないようにするとこうした小さなゴミも付きにくくなります。面倒な包み直しを避けるためにも、なるべく梱包はキレイな場所で行うようにしてくださいね。
発送中に破損しない包装を心がける
こちらは服以外のアイテムを送る際に気を付けたいポイントです。化粧品や置物、アクセサリーには衝撃に弱く変形しやすいものも多くあります。服と同じような梱包では到着時に破損してしまうこともありますので、必ず緩衝材を使うようにしましょう。
よくあるQ & わたし的A
最後にメルカリを始める前に出やすい質問について、個人的な経験を元に回答していきます。抱えている不安や疑問は出品前に解消してきましょう!
またこうした疑問は、メルカリ内でユーザー同士が交流する「mercari BOX(メルカリボックス)」でも確認することができます。今回あげた回答と合わせて積極的に活用してみてくださいね。
Q.値下げ交渉にはどう答えればいいの?
A.下げてもいいなら下げて、下げたくないなら丁寧に断りましょう!
メルカリでは値下げ交渉は禁止されておらず、ユーザー同士が同意するのであれば価格を変更しても何の問題もありません。特に服の出品では値下げ交渉されることがほとんど。
出品時にはこれ以上下げたくないという値段より少し上乗せしておくのがおすすめです。
とはいえ、中にはいきなり大きな値下げを交渉したり、失礼な態度で値切ってきたりする人もいます。そうした人は購入後もトラブルに発展しやすいため、下げないことを伝えてからブロックしてしまいましょう。こちらも喧嘩腰になると他のユーザーから購入をためらわれてしまう可能性もあるため、断るときは丁寧に伝えることがポイントですよ。
Q.何日たっても売れそうにない
A.まずは10%ほど値下げしてみましょう!
売れない原因は
- アイテムに対して価格が高い
- 写真が悪い
のどちらかです。
メルカリでは1割以上値下げしたものが新しく表示される仕様になっています。値下げすることで新しいユーザーの目に留まる可能性もありますので、時間を空けながら少しずつ下げていくのがおすすめです。
また、しばらく経つと出品項目に「まとめて値下げ」のおすすめが出てきます。このページには注目されていてもまだ売れていない商品が、値下げ推奨アイテムとして集まっていますので、値下げしても良いアイテムにチェックして一気に価格変更してみましょう。
限界まで値下げしてみて売れないようなら、写真の撮り直しが有効です。
写真をどう撮ればいいか分からないときは、同じアイテムの売り切れ品をチェック!同じ商品で売れたアイテムの写真例を一気に見ることができます。
Q.画像の加工はしてもいいの?
A.実物に寄せる加工はいくらでもOK
(だと私は思っています。)
というのもスマホのカメラ性能ではアイテムの色が上手く移せなかったり、光の影響で暗くなってしまったりすることがほとんどです。せっかく実物がかわいいのに写真だとかわいくないのであれば、加工して同じかわいさにしてしまいましょう。
メルカリでは出品時に編集画面で写真の光や色味、鮮やかさを微調整することができます。画像加工する際は他のフリーアプリを使うよりも、公式の機能で加工するのがおすすめです。
また加工していく内に暴走しないよう、加工する際は実物と見比べながら行っていくと◎。あくまで実物に近付けるための加工にとどめておきましょう。
Q.値段の相場がわからない
A.メルカリでの価格相場はあって無いようなものです。服なら、ブランド人気+希少性+アイテムの可愛さが価格を左右するポイントとなります。
そのためノーブランドであっても高く売れたり人気ブランドでも全く売れなかったりするのがメルカリの楽しいところ。値段を決める際は、以下の3点をチェックしていくのがおすすめです。
- ブランド自体に人気がどれくらいあるか
- 期間限定、店舗限定など希少性があるか
- アイテム単体が魅力的かどうか
①と②は少し調べればわかることですが、③については中々客観的に見るのは難しいかもしれません。そんなときはとりあえず自分が思う最高価格で出品して、そこから10分程度の閲覧数をチェック。
10分で30、40を超えるようであれば、アイテムの魅力は割と高いといえます。さらにイイネが3つ以上つくようであればかなりの人気度。何もしなくても24時間以内に売れる可能性が高いでしょう!
初心者は招待コードで500円分のポイントをGETしよう!
メルカリは、自分に必要ないものを必要とする人に届けられてお金も入る、とても合理的なフリマアプリです。自分ではいらないと思っていたものが思いがけない価格で売れることもありますので、ぜひ積極的に出品してみてください。
初めて登録する方は招待コードを使うと500円分のポイントをゲットすることができます。このコードは紹介者と登録者それぞれに500ポイントが入るため、家族や友達に聞いてみるのもおすすめです。
わたしの招待コードは以下の通りとなります。もし「この記事が役に立った」と思っていただけたら、下のコードも使ってみてくださいね。
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メルカリでは300円から買い物することができます。500円あれば新品のポーチやハンカチ、ネイルやアクセサリーをポイントだけで購入することも可能です。今回ご紹介したアイテムも出品されていますので、下準備の初期投資にあてるのもGOOD。
ポイントを上手に使いながら、いまある物をお金に換えていきましょう!