今年も何事もなく過ぎようとしています。来たる確定申告に向けてクレジットカードを確認してみると、今年も色々なものを買っていました。歳はとっても物欲はまだまだ満たされないようです。
今年もバズったものの当たり商品から偶然見つけた名品まで【買ってよかったもの】をまとめてご紹介。使ってみた感想込みで実感たっぷりにまとめております。
自分へのご褒美に
年末のショッピングに
お世話になった人へのプチギフトに
ぜひご参考になさってくださいませ。
お気に入りでQOLアップ！インテリアの名品
MAMBO「ドアストッパー」
風通しを二重の意味で和らげてくれる
SNSで見かけて即買いしてしまった可愛すぎるドアストッパー。我が家は猫がいるのですが季節の変わり目は家の風通しが悪く室内用のドアストッパーを探し歩いているところでした。
このストッパーの何がいいかというと、そこそこの大きさになるためまず誤飲の心配がありません。やんちゃな猫飼いにとってこれはかなり嬉しい。さらに人がつまづくこともないため意外にも使いやすい点がポイントです。使わないときは扉のそばにそっと居てくれるので普段からかなり癒されます。
ドアストッパーを探しているお宅は一度ジョーク交じりに提案してみてはいかがでしょうか。思っている以上に可愛いですよ。
fargo「木目調 電源タップ」
便利で美しいコスパの神
これは友人の引っ越し祝いに見つけて自分にも買ってしまったオシャレすぎる電源タップ。床に置いてあってもインテリアに馴染む上USB充電もできる点もポイントです。またiPhoneユーザーならコネクター無しで充電できるので、使い勝手はかなり良いかと思います。
もちろん質感も良く高級感あるデザインですのでプレゼントにも最適。ただ斜めからの差し込みはできないっぽいのでズボラの民はお気を付けください。
IKEA「TARNABY（テールナビー）」
IKEAで出会った寝室アイテム一番の名品
ガラスの照り返しが優しく柔らかで就寝前の読書やひとときが楽しみになったこちらのランプ。とっても素敵なルックスなのに1万円でおつりが沢山くる価格設定も素晴らしい（7千円くらいでした）
また調光もできるためシーンに応じて好きな明るさに変えることができます。スイッチ兼調光機能のつまみ部分までオシャレなコストパフォーマンス最高の買い物でした。
フランフラン「arbol ディフューザー」
玄関を高級ホテルのエントランスに
鼻が敏感で匂いに厳しい私が数々の失敗を経て辿り着いた2023年ベストの香り。とにかくQOLの上がる心地よい香りで安いデュフューザー特有の押しつけがましさもありません。
ウッドナチュラル×ホワイトのルックスも100点満点。玄関に置くだけで香りだけでなく雰囲気までレベルアップしてくれます。来年も我が家の玄関をどうぞよろしくお願いいたします。
韓国発「folding transparent chair」
パイプ椅子×透け感という発想
友人の家で出会った衝撃のクリアチェア。パイプ椅子はどう足掻いてもダサいものと思っていた陳腐な価値観を一気にひっくり返した名品です。本当にごめんなさい。
しかも部屋に届くと分かるのですがクリアという性質に部屋を広く見せる効果もあります。なんというかどこに置いても圧迫感がない。少々狭めだけれど家に人は呼びたいという私の願いを美しく解決してくれたアイテムでした。ありがとう友よ。
森田アルミ工業「FRAMES」
スペースないなら窓枠に干しちゃえ！
ワンルームに引っ越してから頭の悩ませていた洗濯問題をすべて一気に解決してくれたのがこの窓枠用物干し竿。なにがすごいって省スペースな上に普段は折り畳んでおくことができます。いる時もいない時もスッキリシンプル。
さらに洗濯物にしっかり日光が当たるので散々戦ってきた生乾きトラブルも無問題。室内なのにベランダで干していたかのようなふわっとした洗濯物と出会えます。窓をすこし開けておくと、風通しも良くなってより素敵な仕上がりになるのでおすすめです。
幸生窯「ごろにゃんねこ」
そこに”居る”しあわせ
飼い猫にそっくりという理由だけで即ポチってしまった幸生窯さんの猫ちゃん。2023年買ってよかった堂々のランクインです。かわいいから。
猫飼いであればこそ「ああ～」となるフォルム造形の美しさといいますか。猫って見てるだけでこんなに癒してくれるんだなと猫の素晴らしさを再確認することができます。猫ってすごい。仕事がしんどいときや考え事が煮詰まったときに見える場所に置くのがおすすめですよ。我が家ではパソコンの横でいつも寝ています。
自炊生活の強い味方！便利なキッチングッズ
i-cook「バターケース」
バターは買ったその日に切ろう
バターケースってわざわざ買うのもどうかなって思ってました。買うべきでした。
バターの銀紙を毎度折り戻す手間も必要分だけ切る手間もなくなります。もっと早く買うべきだった。さらに食洗器対応のためバターが無くなったらそのまま投入して回せばOK。本当に早く買うべきだった。自炊民はぜひ買ってください。
OROSSO「おろし器」
OROSSO×冷凍レモンが最強
主にチーズに使うことが多いおろし器。とはいえチーズをおろす機会はそこまで無く買ってしばらくは放置していました。そしてある日見つけてしまったのが冷凍レモンを皮ごとすり下ろすという調理方法。とんでもないダークホース。
ただの水が高級レストランの水に、シンプルなつまみは匠の料理へ
レモンを数滴とある料理をすべて擦りおろしに置き換えるだけで食卓の世界が変わります。削り残ったレモンはお酒に入れればOK。酒飲みにも食いしん坊にも最高のキッチンアイテムです。
スケーター「ふわふわバターナイフ」
ふわふわバターの衝撃的な旨さ
冷蔵庫の固めバターでも簡単にふわふわにできる不思議なバターナイフ。あのバターを削るときの謎のストレスがなくなります。そしてなによりふわふわバターがめちゃくちゃ旨い。
ナイフの先端も波模様になっているため横からでも前からでも好きな角度で利用できます。朝ごはんはトースト派なら買って損はないおすすめ商品です。
stojo「折り畳めるタンブラー」
SDGsは楽しむところから
前々から気にはなっていたけど中々手に取っていなかったstojoさん。いざ購入してみたら色はかわいいし折り畳みは楽だし食洗器対応だし言うことなしの名品でした。さらに以下のコーヒーチェーンでは持ち込みで割引も！
- スターバックス：20円値引き
- タリーズ：30円値引き
- 上島珈琲：50円値引き（Takeoutのみ）
- エクセルシオール：20円値引き
- カフェ・ド・クリエ：30円値引き
- シアトルズベストコーヒー：20円値引き
- セガフレードザネッティ：20円値引き
- ローソン：Machi cafe 10円引き
- ファミリーマート/サークルKサンクス：持ち込み可/割引なし
ローソンで10円引きになるのも地味に嬉しい。stojoでテイクアウトすると飲み終わったあとのゴミに困らないのも意外な推しポイントです。
長谷川あかり著「いたわりごはん」
料理下手にこそ試してほしいレシピ本
Twitterレシピが美味し過ぎて急いで購入した長谷川あかりさんのレシピ本。リーズナブルな材料と簡単すぎる工程でご馳走が爆誕します。いや本当に。
とにかく簡単で料理下手にもやさしいレシピばかりなので失敗がありません。それなのに健康的でハイクオリティな晩御飯が手に入るので実質タダ。ズボラでも丁寧な暮らしをしたい貴方は絶対に買いましょう。
結局"食"が一番大事！美味しかったコレクション
前田食品「クランペットミックス」
カリッふわっモチモチなイギリスの最高傑作
やばいパンケーキに出会ってしまった。もう10袋は買ったかもしれない。ご覧のとおりカリッとしてふわっとしたモチモチなパンケーキなのですが何とバターもしみしみ。美味いに決まってる食感をすべて網羅した最強最高のパンケーキなのであります。
ただ若干、やや少しだけ、焼いたときの穴が蓮コラっぽいので苦手な方は誰かに焼いてもらうといいかも（苦手）
HOMER「ロイヤルミルクティーベース」
みんな大好きロイヤルミルクティー
ロイヤルミルクティーとミルクティーの違いを知っていますか。ミルクティーは紅茶に牛乳を後入れしたものですがロイヤルミルクティーは茶葉を牛乳で煮詰めた贅沢な一品です。
その手間のかかるロイヤルミルクティーが牛乳と混ぜるだけで飲めます
もともとロイヤルミルクティーベースになっているので香りもめちゃくちゃ良い。気分も上がるので今年のカフェ休憩の必須アイテムとなりました。コーヒー派ならカフェオレベースもおすすめです！
AND THE FRIET「DRIED FRIET」
今年の圧倒的ナンバーワンお菓子
こちら差し入れでいただいたものだったのですが正直今年一番おいしかった。広尾にある有名なフレンチフライ専門店から出ているドライフリットなんですがもう信じられないくらい美味しい。差し入れてもらったあと自分で調べてセットパック買いました。
個人的には名前からして優勝な「ハニーソルト アンド バター」と「アンチョビ アンド ガーリック」がおすすめです。 美味いに決まってる。
ラニーチーズ「羽二重餡バターチーズサンド」
餅×バター×チーズの破壊力
定期的にバズっている「羽二重餡バターチーズサンド」はその名のとおりの美味しさでした。あんこにバターをチーズでサンドだもの。美味しいに決まっている。モチモチでミルキーで香り高く見た目も超かわいい最高の逸品です。
ただその幸せ材料のためにあまり日持ちはしませんのでご注意を。舞台の差し入れやお宅への手土産なら、当日にゲットするのがおすすめですよ。
日本自然発酵「おいしい酢」
究極のキャロットラペが作れる
調味料にこだわって野菜や肉を安く仕入れる派のわたしが今年一感激した究極の調味料がそう、酢です。
ニンジンを洗って千切り器でおろしてこれと合わせてみてほしい。デパ地下のちょっとお高めなキャロットラペがそこにある。やわらかくて優しめなので色んな野菜と相性が良く、焼き野菜や生野菜と和えるだけで素敵な逸品が完成します。酢漬けに目がない方はぜひご賞味あれ。
藤安醸造「専醤」
人生で一番うまい醤油
全部の料理のレベルが上がる。本当に気を付けてほしいんですが一度買ったら抜け出せません。
とにかく甘めに作られた専醤は九州生まれの甘醤油。コクのある甘さが特徴で料理に使えば砂糖いらず、そのまま卵かけご飯や刺身にかけても天下一品です。オリーブオイルと1:1で混ぜたら激うまドレッシングにも変身します。人生で一度は試してほしい逸品です。
昨日より自分が好きになる。美容系アイテム
無印良品「導入美容液」
化粧水を最大限までレベルアップ
恥ずかしながらこれまで使っていなかった導入化粧液。実際に使ってみたら分かりやすいほどの違いがありました。
今までは塗った後すぐに乾燥が気になっていたのにとにかく肌が乾かない。モチモチが続くし顔に化粧水が変に残らなくなったのも、ちゃんと浸透している感じがして嬉しい。美容系アイテムは個人差がありますが、導入化粧液自体を使ったことのない人はぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
LUSH「パパの足」
しつこいあの臭いが消える
足の臭いって気になりませんか。わたしは小さい頃から気になる人間でした。だってにおうもの。夏場はサンダルでごまかせるけれど冬になったら地獄。靴を脱いでお上がりくださいはNGなほどのコンプレックスでした。
そのコンプレックスから解放してくれたのがLUSHパパの足。ネーミングからして期待せざるを得ないパウダーは見たくもない足元をさっぱり爽やかに変身させてくれたのです。もう本当に感謝しかありません。若干パウダーが靴に残りやすいのが難点ですがメリットに比べれば大したことないので堂々のランクインです。
＆be「VCセラム10」
「美容液って栄養なんだよ」
美容オタクの友人に薦められて購入した初めましての美容液。今年試した中では一番相性が良くひと瓶使ったあとは艶肌系の仕上がりになりました。友人から散々聞かされてきた言葉をようやく実感できたので、なんだかうれしくてのランクイン。来年もゆらぎ期の肌をよろしくお願いいたしします。
プリズマカラー「エボニーペンシル」
ついに眉毛を制覇できる
お察しのとおり画材のペンシルです。でもこれがわたしの眉を一番ナチュラルかつ美しく仕上げてくれました。こういうので良かったんだ。ペンシルだから500円もしないし眉に合わなくてもいいやとポチッた自分を褒めたたえたい。
すごく自然な仕上がりなので男性のメイクにもおすすめです。削り方は探せばたくさん出てきますのでぜひ一度試してみてくださいね。顔の印象は眉毛が8割。
MAINICHI「MY夜のマスク」
1枚30円弱の鬼コスパ
毎日のシートマスクが日課のわたしは今年も色んなマスクに出会いました。しかしその中でも異常な安さを放っていたのが30枚入りのMY夜マスク。かなり恐る恐る購入したこちらですが、結果最高のコストパフォーマンスを誇る名品でした。
日本製だし成分も悪くないしちょうど良い水分量でニキビもできにくい。普通肌/混合肌の人におすすめです。若干付けたあとは乾燥が早いのですぐに美容液やクリームで蓋しましょう！
娯楽こそ正義！面白かった映画や本たち
朝井リョウ著「正欲」
自分の当たり前は誰かの異質
今年初めに読んで脳天を撃ち抜かれた衝撃的な問題作。いや問題作というのもまた一つの問題を呼び起こしてしまうだろう。
普通に生きる当たり前の生活
その揺らぎなき基盤を足元から崩してくる本作は、人生で勝ち得てきた普通をことごとく破壊してゆきます。「話せばわかる」の曖昧な境界線を明確にしようとする現代だからこそ生まれた名作です。文字通り読む前の自分には戻れなくなりますので覚悟してご覧ください。
一穂ミチ著「スモールワールズ」
美しく恐ろしき日常の短編集
一瞬でも気の抜けないヒリヒリとした物語集。穏やかな日常かと思ったら、いつのまにか息が止まるほどの恐ろしさに豹変したり鋭利な角度で歪な愛をぶん投げてきたりします。
それでいてキャラクターの一人一人にしっかりとした温かみがあるため結末で抉られるMPは計り知れません。特にピクニックは今思い出しても鳥肌が立つほど。言葉や言い回し自体は素朴でシンプルな作家さんなので読書初心者にもおすすめですよ。
宮島未奈著「成瀬は天下を取りに行く」
隣の変人もいつかはヒーロー
変な人っていますよね。でも変な人って定義が曖昧でわたしたちはいつも普通じゃないことを変と言い換えているのかもしれません。
主人公成瀬もその一人。行動は突飛で言動に一貫性はなくいつも何かを探してる。誰しもが彼女を変だというけれど変な彼女は今日もどこかで普通じゃないことを成し遂げる。
でもきっと大人になればなるほど成瀬の偉大さがわかるようになる。自分にとっての成瀬を思い出してみれば、世界はちょっと素敵に見えるかもしれませんよ。
映画「ペルシャンレッスン」
名もなき人など在り得ない
あまりにも名作過ぎて感想記事まで書いてしまったこちら。見放題に来たことで再鑑賞し、やっぱりめちゃくちゃ良かったので2023年カウントで入れてしまいました。
生きるために言語を作り出した囚人と夢のために言語を学び出した大尉の歪な友情。背景でさらっと命が消えていくなか一日一日を何とか生き延びる緊張感は尋常ではありません。ぜひHP/MPともに満タンの時にご覧くださいませ。
映画「RBG 最強の85才」
アメリカで最も尊敬された女性
ルース・ベイダー・ギンズバーグ（通称・RBG）をご存知でしょうか
85歳、現役、アメリカ史上2人目となる女性最高裁判所判事。公明正大かつ勇敢な人柄で女性を含めたすべてのジェンダーの平等を願い法廷で戦い続けた偉大な女性判事です。
本作はその偉大なる彼女の歩んだ漫画主人公のような戦いの日々を切り取ったドキュメンタリーになります。アメリカの歴史とともに読み解く彼女の人生は今では考えられない差別の繰り返しで、現在の土台を作った先人の偉大さを噛みしめてしまいます。アマプラなら見放題対象なので（2023年11月時点）ぜひ勇気が欲しいときは彼女の生き様を見てみてくださいね。
”女性を優遇してくれとはいいません。男性の皆さん、私たちを踏みつけるその足をどけて”
映画「リバー、流れないでよ」
奇想天外な2分間の無限タイムループ
今年も邦画は怪物やらMONDAYSやら名作ぞろいでしたね。その中でもこれはスゲェ…となったのがヨーロッパ企画発のループSFコメディです。
繰り返す無限ループはなぜかたったの２分間。記憶だけが引き継がれていく永遠の2分間で人々の感情はさまざまに振り乱れていきます。人々の行動に合わせてバグり始める世界の終焉はぜひその目でお確かめください。
映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
いま在る人生は”幸せ”ですか
「在るはずだった自分の生きる世界」を舞台に手を放してしまった娘の背中を追うある平凡な主婦の物語。
あの時こうしていたら
この時ああ言ってれば
その時その道を選んでいれば
選ばなかった世界の数々はいつもどうしようもなく魅力的で「本当は人生もっとうまくいったかも」なんて思ってばかり。それでも今ある人生は紛れもなく自分自身が選び続けてきた道で過去の自分が憧れた世界。
なぜわたしはわたしで生まれたの？
そんなひょっとしたら世界の誰もが一度は抱いた自分への不満を骨が折れるほど抱きしめてくれる全力投球の人生讃歌でした。いま不満や不安がある人こそ見て欲しいな。
