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無名役者が100人集客するまでにやったこと|今からできる集客術

無名役者の私が100人集客できたワケ
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ほとんどの夢追い人が経験する、集客問題

達成しなければ自腹のチケットノルマに、毎度大変な思いをしている人も多いのではないでしょうか。かくいう私も昔はノルマ達成が精一杯で、友達にしつこく連絡をしてしまうことが多々ありました。

でもある日、

せっかく出演するなら多くの人に見てもらいたい

「チケットバックも収入源の一つにしたい」

そう思い立ち、集客のやり方を本格的に見直してみることにしたのです。

今ではノルマ達成はもちろん、毎回ある程度の収入が見込めるほどに安定した集客ができるようになりました。

この記事では100人集客するまでに至った経緯について紹介していきます。具体的なやり方なども載せていますのでチケットノルマにお悩み方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

無理をして集客を頑張る前に

集客にかかるストレスは並大抵のものではありません。集客できないことに焦ってしまい稽古に集中できない役者も多くいます。

それをプロ失格だという声もありますが私はそうは思いません。

プロならチケットノルマなんてありません。稽古だけに集中して、本番までの毎日を過ごすことができます。でもチケットノルマがある役者は、

バイトを休みながら稽古をしても自腹かもしれない

ノルマを達成しても休んだバイト代を下回るかもしれない

そんな不安と闘いながら日々稽古にバイトに奮闘しています。

ここではそんな不安を少しでも取り除くために必要なマインドをお伝えします。

集客前のスタンスを定めておくことは集客効果に大きく影響しますのでぜひ集客方法と合わせてチェックしてみてください。

自分はスターじゃない

アスファルトから生えた新芽

これに気付けたことは本当に大きかったです。もちろん自分がいま売れていなくて、人に知られていないのは自覚していました。

けれど「自分は特別だ」という思いは、ずっと自分の心のどこかに隠れていました。これは自意識やプライドとはまた違うものです。

この自分は特別だという思いは自分が商品として価値があるいう勘違いだったと今ならハッキリ分かります。

無名で売れていないことは誰にとってもまだ価値がないことと同じです。

商品としてまだ売ることもできない私は【自分以外の魅力】を宣伝に使うことで集客するしか手立てがありませんでした。私はまだカリスマ性もルックスも個性もない、いたって凡人な無名役者でしかなかったのです。

集客数=役者の価値ではない

積まれた硬貨とそこに生える植物

集客数=役者の価値、ではありません。

これは特に無名役者の段階で強くいえることですが、そもそも知られていないのに集客数=役者の価値と定義することはできません。

集客するためには役者の魅力だけではなく、魅力的な脚本やフライヤー、劇団の人気なども関わってきます。

スタッフとキャストが面白い作品を作り、

スタッフがその魅力を際立たせ、

キャストがその世界を全身全霊で伝える。

作品の魅力は、そこで初めて見えてくるものです。

集客できないのはわたしに価値がないからではなく作品の魅力を伝えられていないから

思うように集客できず、自分の芝居や役者としての価値に自信を無くす役者は少なくありません。私も一時期は自暴自棄のようになっていました。

けれど役者の価値は、舞台で観られてこそ初めて生まれるものです。自分の本当の価値を知るためにも集客するための術を学びましょう。

どうして人を呼ぶのか

劇場の座席

そもそも集客をする最大の理由は何でしょうか。

それはお客様に見てほしいから

どんなに優れた芝居も音楽も芸術も、誰の目にも触れなければそれはただの自己満足になってしまいます。人を楽しませるためにあるエンターテインメントで肝心の人がいないなんて本末転倒もいいところです。

集客を頑張ることは自分の夢を誇ることにも繋がっています。

娯楽にあふれかえる今の世の中、お客様は舞台を観なくてもいくらでも充実したエンタメライフを楽しむことができますそれでも舞台を作るのは、舞台でしか得られない喜びや気付きが沢山あるからではないでしょうか。

どうしてこの作品を届けたいのか

関わる自分だけが知っている魅力をしっかりと突き詰めて、人を呼ぶ理由を持つことが何よりも大切です。

今からできる集客のコツ

①作品の価値を考える

ペンを持って考え込む女性作品の価値とはつまり、

  • 魅力的なフライヤー
  • ワクワクするようなストーリー
  • 色鮮やかな衣装
  • 音響、照明でより立体的になった演出
  • イメージが膨らむ舞台美術

などが挙げられます。これらは写真か文章でストレートに伝えることが可能です。

私は人に舞台を宣伝するときは、これらの魅力を必ず伝えることを心がけるようにしました。

ここで最も大事なのは作品を観ることでどんなメリットがあるかを伝えることです。
シンプルにまとめると以下のような感じ。

どんなストーリーどんな特徴があって

どんな感動が待っているのか

作品を観る魅力を伝えるには、この3点を抑えておけばOK。あらすじは3、4行でまとめておき、作品を一言で表せるようにしてみましょう。

とはいってもどうすればいいのか分かり辛いかと思いますので、次に有名作品を使った例を挙げてみます。

泥棒と8歳の少年による聖夜の一軒家戦争!

クリスマス休暇にパリへと旅立った大家族一家。
運悪く取り残されてしまった8歳のケビンは家で1人豪遊していた。
しかし大人がいないことに気付いた泥棒二人が家に侵入し始めて…

これは映画「ホームアローン」を例にしたもの。このように状況と主人公が直面するトラブルさえ分かれば、どんな体験ができそうか何となくイメージが付くのではないでしょうか。

舞台の告知をする時も

なるべくコンパクトかつ魅力的に内容を伝えること

を心がけて作品を表す一言あらすじ】を考えてみましょう。写真はフライヤーだけでなく、許可が出ていたら舞台美術も載せるとより効果的ですよ。

②誰が興味を持つかはわからない

沢山の人の手足で作った円陣宣伝はいわゆる営業じみてしまうので友人に送るのは怖いもの。しかし挨拶がてら「今こんなことをやっているよ」と伝えてみるなら気持ちが楽かもしれません。

それまで私は親しい友達や役者仲間に限定して舞台の宣伝を行っていました。

「この人に連絡しても意味がない」

「あの人が観るわけない」

「友達でも親しくないと誘いづらい」

集客をする前から保身的なことばかりを考えて観る人を自分から選んでいたんです。しかしある時勇気を出して連絡帳の気になる知人友人に片っ端から舞台出演の報告をしてみました。すると、

久しぶりだね!ぜひ観てみたいな、舞台はいつまでやっているの?
今どうしているのか気になってたよ、久しぶりに見てみたいので是非行くね
お久しぶりです。最近舞台鑑賞をするようになったので興味があります

こんな返信がいくつも来るようになったのです。

それは昔の塾の先生、高校時代のコーチ、バイト先の元同僚、長いこと会っていなかった幼馴染と本当にさまざまで、本当に驚きの連続でした。意外な人からの返事も多く、長く足を運んでくれる友人と再びつながれたのも、このアクションがキッカケです。

もし今機会がなくて会っていない人がいたら、舞台告知を口実に連絡を送ってみてはいかがでしょうか。集客にならなくても応援してくれる人が増えるかもしれませんよ。

③新規のお客様へアプローチ

ノートとペンとはいえ知り合いにばかり頼ってもいられません。お客様を増やしていくためには、新規の観客もどんどん増やしていく必要があります。

いまはSNS最盛期のネットワーク時代、

わたしはSNSのDM機能でのアプローチをスタートしました。

ここでは実際に私が行った営業方法を詳しく説明していきます。少し勇気がいることかもしれませんが、新しいお客様を得たい方には有効な方法ですのでぜひチェックしてみてください。

①条件にあった人を探す

もちろん宣伝を送る人は、誰でもいいわけではありません。まずは観劇を楽しんでくれる人かどうかを見極めることが何よりも大切です。

私の場合DMを送る際には、以下の条件を決めて送るようにしていました

  • 観劇趣味、または観劇経験がある
  • 劇場から遠くない場所に住んでいる
  • 宣伝、DMを歓迎している

②DMの文面作成に時間をかける

DMでの文面をどう作るかも大切なポイントです。失礼のないように、それでいて興味をそそるような文章を目指していきましょう。

とはいえ最も尊重するべきなのは相手の気持ち

以下の点に注意しながら、相手にストレスをかけないことを念頭に置いて文章を作り上げていくようにしてください。

  1. 長文を送りつけない
  2. 返信は強要しない
  3. 舞台の情報は過不足なく伝える

最初は恐る恐る送っていたDMですが、送り続けていると相手からの反応ももらえるようになっていきます。実際にDMでの営業に慣れてきたころには、集客の半分以上がDMからのお客様で埋まるようになりました。

④案内・お礼は必ずセット

お礼を書いたメモ

知り合いであっても初めましての人であっても観劇に足を運んでくれたお客様への心遣いは絶対に忘れてはいけません。

集客に力を入れるようになってから私は以下の2点を送るように心がけていました。

  1. 前日の案内メール…日時の確認、場所の地図、観劇前のお願い
  2. 観劇後のお礼メール…ツイートしてくれていたらそのお礼も

これはバタバタする本番期間中ですと、中々容易なことではありません。しかしこの連絡があるだけで、

  • お客様の期待が高まる
  • 日時の予約間違いや当日遅刻を防げる
  • 相手に自分の印象は残る

といった沢山のうれしい効果があります。

観劇後はなるべく早く作品が心に残っているうちに送ることが大切です。作品の余韻は大抵、濃く短く残るものなので、お礼のメッセージは早ければ早いほどベスト。

マメに連絡をこなすのは難しいものですが苦手意識があるようなら、まずは時間に制限を設けず送ることを目標にしてみるのもおすすめです。

貴重な休みの日を空けて、交通費を払い、安くないチケット代を出して観に来てくれるお客様は、役者にとって何よりも大切な存在。

できる限りのおもてなしをすることも、役者として大切な姿勢だと私は思っています。

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まずは50人を目指そう!

沢山の書類を前に考える人
いきなり100人も集めるのは、少しハードルが高いかもしれません。

それでも集客方法を見直してから約1年後には無名役者の私でも100人の集客を達成することができました。

何よりも大切なのは小さな努力をコツコツと継続していくことです。

集客したいと嘆いていても本気で動いている人はほとんどいません。実はライバルってほとんどいないんです。

少しの意識の変化でも、集客は少しずつ確実に伸ばすことができます。

今回ご紹介した内容を以下にまとめましたので本気で集客を考えている方は是非チェックしておいてくださいね。

  1. 役者としての立ち位置を知ろう!
  2. 作品の見どころやオリジナルの魅力を徹底的に考える
  3. 自分以外は皆お客様
  4. 初めましてなら文章・礼儀・対応をしっかりと
  5. お客様には最大限のおもてなしを
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